与信調査を自分で行う方法
企業信用情報調査機関・データ調査会社などを使わずに、自社でできる企業信用調査と与信管理・与信判断の方法をご説明します。
取引上のトラブルを避けるために相手企業のことをよく調べるのは重要なことですが、調査機関を使っての企業の信用調査は、コストの面から頻繁に利用するのは難しいのが実際のところです。
そこで、ここでは調査機関を使わずに最低限の信用調査を自社で行うことをおすすめするとともに、その方法について解説していきます。この、"自分で調査する「企業信用情報」"での情報を、自社および他社の経営分析、与信判断、与信管理に活用し、円満なお取引や健全な企業経営のお役に立てて頂ければ幸いです。このサイトの設立趣旨は「このサイトについて」をご参照ください。
まずは簡単な情報収集から
- 売掛取引依頼票の取得
- まずは取引の開始時に「売掛取引依頼票」に記入してもらいましょう。さまざまな情報を入手する基礎情報になります。
- 登記簿の確認
- 力関係が最も優位な段階にある取引開始時点のうちに、相手方の情報をできるだけ収集してしまいましょう。登記簿を取得しておくだけで、かなりのことが確認できます。
- データ調査会社を使った信用調査
- データ調査会社を使った信用調査はコストを抑えることができますが、問題もあります。とくに、データの「更新時期」には要注意です。
登記簿による情報収集
- 登記簿を読む必要性
- 取引先や債権の管理を行う上で重要になるのが、取引先の財務状況に対する適切な判断。そのためにも、登記簿には必ず目を通しておきましょう。
- 登記簿の構成
- 登記簿の構成、記載される情報について説明します。記載情報を見ることで、相手の会社の安全性・危険性がわかります。
- 与信判断のポイント
- 不動産登記簿謄本を見ることで、会社の与信判断を行うことができます。判断のポイントを、いくつか紹介しておきます。
- 登記簿謄本の入手方法
- 登記簿謄本は法務局で入手できます。最近では、インターネットでも手続きできるようになってきました。多くの情報を得るためにも「謄本(全体)の申請」をお忘れなく。
- 閲覧・謄本申請のポイント
- 不動産登記簿を取得する際の主な注意点を、一通りまとめておきます。
経営状況の把握と与信管理
- 危険な会社の見分け方
- 取引先の業況を一番良く見える立場にいるのは、日常の業務でやりとりをする自社の営業担当者・事務担当者です。何か危険な兆候がないか、細かく確認・報告させましょう。
- 危険を察知したら
- 営業担当者から危険信号がキャッチされたら、速やかに総務・経理担当者や営業部門の管理者が相手の状況を正確に把握するための調査を開始し、必要に応じて経営者サイドに報告することが肝心です。
- 決算書をチェックする
- 決算書をチェックすることで、収益構造の悪化の兆候・資金繰りの悪化の兆候・粉飾決算の兆候などがわかります。過去3年分の決算書を入手しておきましょう。
- 経営悪化が確認できたら
- 取引先企業の信用に不安を感じたり、調査機関を利用して経営の悪化が確認されたら、即座に対策を打たなければなりません。急ぎ検討すべきことを、一通りまとめておきます。
