非合法取引への対策

ネットを通じて非合法な商品・サービスの販売・取引をもちかけられるケース。詐欺や恐喝に遭う危険性が高く、そもそも取引に関与すること自体が犯罪行為。絶対に近づいてはいけません。

概要

ホームページやダイレクトメールで、コピー商品・販売禁止薬物・銃器類・ワシントン条約違反生物などの販売、犯罪の代行、買売春の斡旋、不法ビジネスへの勧誘など、アンダーグラウンドな取引をもちかけられることがあります。多くは違法性を逆手に取った「泣き寝入り目的」の詐欺ですが、実際に取引が成立してしまうと、顧客自身が犯罪に荷担したことになります。大規模な犯罪組織が「後ろ盾」になっている場合もあり、問い合わせや取引をネタに恐喝される危険性も高いので要注意です。

犯行の手口

専用掲示板・メールアドレスなどへの連絡方法だけが記載された粗末なコンテンツのサイト・メールが一般的ですが、普通のネットショップのような感じで、違法性が無いかのような説明をしているものも少なくありません。

主な予防策

少しでも違法性を感じたら、絶対に取引してはいけません。「ひやかし」で近づくのも厳禁です。見つけ次第警察に通報しましょう。

万一の際の対処法

自分にも司直の手が及ぶことを恐れ、泣き寝入りしてしまう人も少なくないのですが、それだけは絶対に止めましょう。犯罪者はあなたのことを決して忘れません。全財産を失うまで食いものにされる危険性がある上、そうでなくても一生怯えて暮らすことになります。直接警察に申し出るのに抵抗があるのなら、法律や民事の専門家でも構いませんので、しかるべき相手にすぐに相談しましょう。未遂である場合、故意でない場合、罪が軽い場合、捜査に協力的な場合などは、立件見送り/不起訴になる望みも十分あります。