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自立のために離婚した結果「孤立」することも

世の探偵業者や離婚カウンセラーと呼ばれる人々の中には、離婚と自立をまるで同じことであるかのように扱い、「女性は離婚して依存状態から抜け出し、自立すべきだ」といった主張を行う者たちがいます。しかし、ただ単に夫婦が離婚するだけで自立である、などと言っても、そんなことはありません。大抵のケースでは、離婚して自立したはずが、離婚して孤立した状態になってしまっています。それは以下のようなものです。

  1. 夫婦間で問題が起きる
  2. 夫婦間だけでは問題を解決できなくなった結果、探偵や離婚カウンセラーをたよる
  3. 自立と離婚をないまぜにした探偵や離婚カウンセラーが、離婚をけしかける
  4. 離婚する
  5. 孤立する
  6. 探偵や離婚カウンセラーは知らん顔

離婚届を記入するなり調停を申し立てるなりして離婚しただけでは、孤立に陥ることはあっても自立できる保証は何もないのです。小生は、不用意に離婚を勧めるようなことはしたくありません。むしろ、夫婦間に起きる様々な問題を乗り越えて、夫婦が力を合わせて関係修復に努めることが理想であると考えています。もちろん、現実が常に理想のようにいくわけではないのですが。

そもそも、本質的な自立とは、夫婦関係の中にこそあるのではないかと、小生などは考えておるのです。夫婦関係がわずらわしく感じられるようなことは、本来が他人同士なのですからあって当然です。しかし、そうしたわずらわしさが自分自身に課せられた不可解な人生の課題であるととらえ、逃げることなく味わい尽くそうとする生き方こそ自立と言うべきなのかも知れません。

こうしたことが実践できている夫婦の多くが、実に楽しそうに日々を送っているのは、やはり夫婦のそれぞれが人間的に自立した上で夫婦関係を作り上げているからでしょう。夫婦の関係は、良好なときと困難なときが混在しています。日々複雑に折り重なり、夫婦は新たな関係を積み重ねているのです。

離縁するのは、その気になれば簡単なことです。簡単な事ですから、いつでもできます。しかしその前に、夫婦関係の中で育てていく真の自立を目指してみてもよいのではないでしょうか。小生と関わりを持った依頼者が、自立のつもりが孤立になってしまった、というような事態だけは避けたいものです。

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